いまだ、謎が多い脳の構造。
脳神経幹細胞とは、脳内神経を活性化すると考えられている未知なる細胞のことです。

大脳の内側の奥に左右の大脳にひとつずつ、海馬と呼ばれる部分があり、この海馬が記憶の中枢であることが1957年米国エール大学スコーヴィル博士によって発見されました。また、その海馬の前方に扁桃体と呼ばれる部分があり、この扁桃体が感情の中枢であることがわかっています。海馬は、脳の中でただひとつ、細胞の増殖する部位として知られています。神経幹細胞とは、脳の中の成熟した神経細胞ではなく、沈黙の未熟細胞と考えられ、大脳皮質よりも海馬や扁桃体に多く存在すると考えられています。この神経幹細胞論は、現在はまだ、多分に想像的なもので神経幹細胞そのもの姿が確認さ
れているわけではありませんが、たとえば、初めて脳卒中になり、回復された方の脳CTなどでその痕跡がまったく認められないことなどから、刺激により、分化・発育する神経細胞が存在することは事実でこの未知なる細胞を脳神経幹細胞と呼んでいます。


   



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